Bridge

Version Cue サーバ管理でのプロジェクトの作成と管理

注意: このタスクは、Version Cue のすべての機能セットにアクセスできる場合にのみ実行できます。 詳しくは、Version Cue 機能へのアクセスを参照してください。
ブランクの Version Cue プロジェクトを新規作成できます。また、Version Cue サーバがインストールされているコンピュータ上のフォルダ内のファイルからプロジェクトを作成したり、WebDAV サーバまたは FTP サーバからプロジェクトを作成することも可能です。 プロジェクトを作成した後、いつでも「プロジェクト」タブでプロパティを編集できます。

Version Cue プロジェクトの新規作成

  1. Version Cue サーバ管理の「プロジェクト」タブをクリックして、「新規作成」をクリックします。
    • 「ブランクプロジェクト」をクリックして、ブランクの Version Cue プロジェクトを作成します。

    • 「フォルダから読み込み」をクリックして、ハードディスク上のファイルフォルダにあるファイルを含むプロジェクトを作成します。

    • Web サイトから読み込むか、FTP サーバまたは WebDAV サーバのフォルダからファイルを読み込むために、「FTP サーバから読み込み」または「WebDAV サーバから読み込み」をクリックします。

  2. 「新規プロジェクト名」テキストボックスにプロジェクト名を入力します。
  3. Version Cue プロジェクトプロパティを選択します(詳しくは、後述の「Version Cue プロジェクトのプロパティ」を参照してください)。
  4. 「作成」(新しいブランクプロジェクトを作成している場合)または「次へ」(ハードディスク上に FTP サーバまたは WebDAV サーバのファイルのフォルダからプロジェクトを作成している場合)をクリックします。
  5. フォルダからプロジェクトを読み込むことを選択した場合、次のことを行ってから「読み込み」をクリックします。
    • 読み込んでいる内容が Web サイトである場合、「フォルダを Web サイトとして読み込み」を選択します。

    • 読み込むフォルダを指定するには、「参照」をクリックしてフォルダを選択します。
      注意: 「読み込み」をクリックした後に Version Cue サーバ管理から別の場所に移動しないでください。 すべてのファイルがプロジェクトに読み込まれる前に別の場所に移動してしまうと、新しいプロジェクトは作成されますが、プロジェクトにはすべてのファイルは含まれなくなります。
  6. FTP サーバまたは WebDAV サーバからプロジェクトを読み込むことを選択した場合、次のことを行ってから「読み込み」をクリックします。
    • 読み込んでいる内容が Web サイトである場合、「FTP ディレクトリを Web サイトとして読み込み」または「WebDAV ディレクトリを Web サイトとして読み込み」を選択します。

    • 「FTP サーバ」テキストボックスまたは「WebDAV サーバ」テキストボックスに読み込み元のサーバを指定し、「ポート」テキストボックスにポート番号を入力します。

    • フォルダを指定するには、「参照」をクリックしてフォルダを選択します。

    • サーバへのアクセスにユーザ名とパスワードが必要な場合は、それらを「ユーザ名」テキストボックスおよび「パスワード」テキストボックスに入力します。

    • サーバへの接続にプロキシサーバを使用する場合は、「プロキシを使用」を選択します。

    • パッシブモードを使用してサーバに接続するには、「パッシブモードを使用」を選択します。

  7. プロジェクトに対してログインを要求することを選択した場合、「権限を割り当て」をクリックしてユーザに権限を割り当てます(詳しくは、後述の「ユーザ権限の割り当て」を参照してください)。

Version Cue プロジェクトのプロパティ

Version Cue サーバ管理で Version Cue プロジェクトを作成または編集するときは、次のオプションを指定します。

このプロジェクトを他のユーザと共有
このプロジェクトにアクセスできるユーザは、サブネット上のユーザと、Version Cue サーバにアクセスするための IP アドレスまたは DNS アドレスとポート番号を与えられるユーザです。

ログインが必要なプロジェクトにする
Version Cue ログイン ID およびパスワードを持つユーザだけがプロジェクトにアクセスできるようにします。
注意: 他のユーザが認証なしでプロジェクトにアクセスしているときにこのオプションを選択した場合、既にプロジェクトにアクセスしているユーザは、プロジェクトにログインすることなく、引き続きアクセスすることができます。 必要に応じて、プロジェクトに割り当てられているユーザのリストでユーザの権限を変更してください。

このプロジェクトのロック保護を有効にする
同じファイルの異なるバージョンを同時に編集できないようにして、バージョンの順次性を保ちます。 ロック保護されているプロジェクト内の使用可能なファイルを編集する最初のユーザだけが、そのファイルのバージョンを Version Cue プロジェクトにチェックインできます。 他のユーザは、最初のユーザがバージョンを保存し、そのファイルを閉じるか、ファイルのプロジェクトバージョンに復帰して閉じるまで、バージョンをチェックインできません。他のユーザは、自分のバージョンスレッドのまったく新しいファイルとして変更内容を保存する必要があります。

CS2 アプリケーションおよび Acrobat 8 との互換性を最大化します
Adobe Creative Suite 2 または Acrobat 8 のユーザが Version Cue CS3 プロジェクトの操作ができるように、Version Cue CS2 プロジェクト構造を使用するプロジェクトを作成します。

コメント
プロジェクトに関する補足情報を保存します。

ユーザ権限の割り当て

プロジェクト作成時にログインを必要とすることを選択した場合、ユーザに権限を割り当ててユーザのプロジェクトへのアクセスを定義する必要があります。

  1. Version Cue サーバ管理の権限を割り当て領域で、権限を割り当てるユーザまたはそのユーザを含むグループを選択します。
  2. 権限 - 対象 [ユーザ名] セクションの各権限カテゴリーに対して「許可」または「拒否」を選択します。
    すべての権限の許可または拒否を行うには、プリセットメニューから「許可」または「拒否」を選択します。 ユーザまたはグループに割り当てられた有効なグローバル権限およびプロジェクト権限を表示するには、ユーザまたはグループを選択して「有効な権限」をクリックします。
    • 「読み取り」では、ユーザは、プロジェクト内のファイル、バージョン、ファイル情報を表示できます。

    • 「書き込み」では、ユーザは、プロジェクト内にファイル、バージョン、ファイル情報を作成できます。

    • 「削除」では、ユーザは、プロジェクトからファイルを削除できます。

    • 「レビュー依頼」では、ユーザは、Version Cue サーバ管理の PDF レビューを開始できます(詳しくは、Version Cue PDF レビューの開始を参照してください)。

    • 「プロジェクト管理」では、ユーザは、プロジェクトの管理ができます(プロジェクトの複製、バックアップ、書き出し、削除など)。

  3. 「アクセス権の設定」をクリックします。

Version Cue プロジェクトの複製

同じユーザと権限を使用して新規プロジェクトを開始するには、プロジェクトを複製します。 Version Cue によって、プロジェクト構造内でフォルダ階層が複製されます。

  1. Version Cue サーバ管理で「プロジェクト」タブをクリックします。
  2. 複製するプロジェクトの横にあるチェックボックスをオンにして、「複製」をクリックします。
  3. プロジェクトを複製ページで、プロジェクトの固有な名前を入力します。
  4. プロジェクトプロパティを編集して、「複製」をクリックします。

Version Cue プロジェクトの削除

  1. Version Cue サーバ管理の「プロジェクト」タブをクリックして、次のいずれかを実行します。
    • プロジェクトを削除するには、削除する各プロジェクトの横にあるチェックボックスをオンにします。

    • 表示されているすべてのプロジェクトを削除するには、プロジェクト名の列タイトルの横にあるチェックボックスをオンにします。

  2. 「削除」をクリックします。 プロジェクトを削除ページが表示されます。
  3. ユーザがファイルをチェックアウトしているとしても、プロジェクトを削除する場合は、「ユーザロックを無視」を選択します。
  4. 「削除」をクリックします。

自分のコンピュータか、FTP または WebDAV サーバへの Version Cue プロジェクトの書き出し

Version Cue サーバからすべてのプロジェクトファイルの最新バージョンを書き出すことができます。 ホストコンピュータ(またはサーバ)から別のコンピュータにファイルを移動する場合は書き出しを行い、出力用に最新ファイルのパッケージを作成し、最終バージョンのアーカイブを作成します。 コンピュータ間で移動した後も、プロジェクトは引き続き Version Cue によって管理されます。

注意: プロジェクトを移動する場合は、まず、プロジェクトをバックアップする(過去のすべてのバージョンも移動する)のか、またはプロジェクトを書き出す(プロジェクトファイルの最新バージョンのみ移動する)のかを選択する必要があります。
  1. Version Cue サーバ管理で「プロジェクト」タブをクリックします。 書き出すプロジェクトの横にあるチェックボックスをオンにして、「書き出し」をクリックします。
  2. プロジェクトを書き出しページで、プロジェクトを書き出すプロトコルを選択します。
  3. 次のいずれかの操作を実行します。
    • 手順 2 で「プロジェクトをフォルダに書き出し」を選択した場合、プロジェクトを書き出すフォルダを指定します。

    • 手順 2 で「プロジェクトを FTP サーバに書き出し」または「プロジェクトを WebDAV サーバに書き出し」を選択した場合、「サーバアドレス」テキストボックスでサーバアドレスを、「フォルダ」テキストボックスにフォルダを指定し、必要に応じてユーザ名とパスワードを入力します。 接続にプロキシサーバを使用する場合は、「プロキシを使用」を選択します。 ファイアウォール経由でサーバに接続する場合、または 21 以外のポート番号を指定した場合は、「パッシブモードを使用」を選択します (このオプションは、プロトコルメニューで「FTP」を選択した場合だけ選択できます)。

  4. 「書き出し」をクリックします。